【ITO’S ADVENTURE】White Base Crusaders

2025-12-22

Kasane 博物館見学記

t f B! P L




‐骨のあるヤツ はダテじゃない‐


ながいながい骨の旅

WB遠征回!!師匠の教えと共に町に出よう。

Sayaka先輩のアテンドと春泥さん、鈴木さん、初めましてのケラトプスユウタさんと乗り合わせていざいざ!!

【Hallo, 群馬県博 !】

初めて訪問して規模の大きさと魅力的な展示方法で時間がたりませんでした。
再訪決定。

「オデ、詳しくないけどなんかスゴイ事だけはワカルゾ」
レベルが見た今季展示をご紹介します。    

【9mmからはじまるSi Vis Pacem, Para Bellum

企画展は「そもそも骨ってなんだろう?」を主眼とし、古生物の中でも
中生代や新生代にフォーカスしています。

骨=体を支えるもの
血液=体内をめぐるもの

と覚えるために簡単にしてしまいがちな部分を
体内の役割分担はみなそれぞれ関連しあっている
と強く訴えているものだと感じました。

古原生代のグリパニアから化石展示がはじまり面白くなってくるぞーっ☆

小さい(10mm前後)化石なので姿勢も前のめりになります。

had a BLAST

「見のがすな! 骨の旅の歩き方」シート。
1番の最高ポイントは「見のがすな! 骨の旅の歩き方」シートがあるところです。
私は原始的な脊索動物の瘢痕化石をバージェス動物群の復元イラストを元に見ていたので

これが…これに…?
と新説が出るたびに( )つ〃へぇ~へぇ~へぇ~

てな感じでのんきに受け入れていたけど描き写すのすら難しい瘢痕から広く世間に浸透する

「カッコよくある程度根拠に事づいた図」

にするのは高度な技能なのだな~と感じ入った次第。
何はともあれザ・古生物のキャッチフレーズ「カンブリア爆発」はここで観れます。

【四億九千万年 一睡の夢 一期の栄華 一歩の浅瀬】

Eusthenopteron foordiのヒレを見せる展示。
拡大写真がわかりやすい。
ミネラル豊富な環境、当たり前に必要なものが存在している環境から
必要なものがない環境へ行こうと思ったら我々ならどうする?
たとえば高山・水深何十M・高温の地底・先の見えない洞窟etc…

道具なしのベリーハードモードでは片道切符になるのが容易に想像できますよね?
アスリートのように高所トレーニング心肺機能を鍛えるのが一代でできることの精いっぱいかと思います。
でも目指したデボン紀へ一献。

【学生は資料集がお好き】

企画展「ながいながい骨の旅」の図録からの抜粋。
絵本もパステルカラーでかわいい図像を広がる紺色で数千から億単位の時間の流れの底知れなさを表現しているように見えて印象に残りやすいです。

図録はもっと内容が詰まっていました。

絵本では飽き足りないキッズから周囲の大人へこのテーマの魅力が伝播して欲しい!と意欲を感じる図録でした。
全体として横長で小さい子の目線から文字が遠くなってしまわないような工夫が凝らされています。でも内容は古生物ド初心者の私からは十分過ぎるくらい詰まっていました。

どことなく副読本や便覧のコラムが集まった感じ

授業中ついつい読んじゃうあの感じ

〽資料集は学生の親友

たとえば上記の図録から抜粋したページ。

舌が動くか動かないかの差異なんて考えたこと無かったです(;゚ロ゚)<ごはん食べるときも?
舌って全部動くものだと思っていました。
魚の舌は動かないからタイノエが番いでのんびりやれていけるのかな~?

【死んでしまうとは情けない! 師匠談】

「ポケモン化石博物館」で使用されたキャプションが残る
Amphicotylus milesiの頭蓋展示。
企画展の熱冷めやらぬうちに常設展でも関連展示が見れるのがたくさんあるのも最高☆
その中でも私が行けなかった「ポケモン化石博物館」で使用されたキャプションが唯一残っている標本がこちらのワニ🐊
化石ポケモンのマークがついてる!!

Sayaka先輩に教えてもらわなかったら絶対わかんなかった😓
正鰐類を目にするたびに思い出すのはチャンプソサウルスのこと。

師匠曰く
「K/Pg境界の大量絶滅を超えられたのに絶滅しちゃった悲しき阿呆」

化石も復元図もなんだか頼りない。
ポケカなら無変態(※ポケモン化石博物館の最重要伝道事項)たねポケモンだし弱そう
でもその情けなさがカワイソカワイイと思ってしまうのでゆくゆくはちゃんと知りたいな。今後の課題ということで_φ(・_・

【大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってることだよ。】

童心に帰るというと大人びすぎているので
インナーチャイルド大はしゃぎ☆な企画でした。

詳しく触れられなかったのですがTCA東京ECO動物海洋専門学校さんが生体を連れてきてくれた観察会も刺激になりました。

図録と併せて先述の

「片道切符」を脱却し過酷地域で生き延びるために骨という手段は革命であったことを丹念に教えてもらいました。

そうか、君たちはそうしたかったんだね。

私のあるあるとして、目の前のなにがしかから脳内のアレコレが引っ張られてくるので見ている物と思っていることが一致しない事が多々ありまして...
観察を定着させるためにも再訪しなくちゃと反省しております。
あとは課題!!やはり歯から関連して舌・顎・耳に関して知っていく流れを作りたいです。

世の中にはこんなに面白いことが、知りたいことが山ほどある。

群馬県立自然史博物館への遠征はそんなことを想う旅になりました。
博物館見学記「【ITO’S ADVENTURE】White Base Crusaders」は以上で終わります。


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