2025年4月5日、WBを訪問しました。
私の今回のテーマはアカヤガラです。
今回の目的
私が書くWB見学記としては久々の登場にも思える脊椎動物。
「Sayakaさんの担当は無脊椎動物じゃないの?」
そんな声が聞こえてきそうですが、アカヤガラの頭蓋を観察することにしたきっかけはXでのちょっとしたポストにありました。
伊藤師匠の助言で #インターメディアテク に移動してきました!
— Sayaka🦕 (@_kaseki_love) March 1, 2025
そしたらヤガラ属の一種の展示がありました✌️
口の形状が面白いですね。 pic.twitter.com/BERxD5r0la
2025年3月には伊藤師匠の助言もあり、展示された標本観ることができました。
そして驚いたことにアカヤガラの標本を師匠も所有しているというのです。
これはチャンス!
というわけで、アカヤガラの頭蓋をケース越しではない状態で観察することが今回の目的になりました。
アカヤガラ
鰓まわり
アカヤガラのエラ |
元板前の父曰く、矢柄(アカヤガラ)は鰓まわりのわずかな可食部が特に美味しいらしいです。
標本として観察したのは頭蓋ですが、アカヤガラの身の部分は椀種や塩焼きにするのが良いのだとか。鮮度によっては刺身もあり。
食に関する情報を得てからのWB見学会は初でしたが、標本がより身近に感じるような気がしました。
筒の外側にあるギザギザ
筒の外側にあるギザギザ |
吻を見るとギザギザしたものがありました。
筒の外側です。
歯のようでもありながら謎の存在です。
これは右側にも左側にも確認できます。
3列に見える歯
![]() |
拡大した歯 |
つまりは上下を逆さにした様子です。
シュリンク包装をそのままにして観察しているので、画像では少しわかりにくいのですが上顎の歯は3列になっているように見えました。
タツノオトシゴ
タツノオトシゴ |
アカヤガラに続いて見せていただいた標本です。
構造的には特殊化した生物とのこと。
深く観察するには基礎知識が必要らしく、今回はチラ見程度で終了。
ブログを書くにあたり調べてみるとタツノオトシゴはトゲウオ目に分類されていることがわかりました。
今回の主役、アカヤガラと同じ目なんですね。
師匠がおっしゃっていたようにトゲウオ目の魚類からは特殊化の片鱗が見えました。
トゲウオ目の魚類に焦点を当てて観察するのも面白そうです。
ヘラヤガラ
国立科学博物館に展示されているヘラヤガラ |
ヘラヤガラも載せておきます。
こちらは科博の地球館1Fに展示されています。
アカヤガラはヤガラ科ヤガラ属ですが、ヘラヤガラはヘラヤガラ科ヘラヤガラ属に分類されています。
地球館の1Fにヘラヤガラが居ました。
— Sayaka🦕 (@_kaseki_love) March 1, 2025
54番、展示場所を覚えておこう☺️
職員さんいわく、アカヤガラは常設に無いとのこと。
それと、調べてみたらヘラヤガラとアカヤガラって属が違うんですね。
ヒントをくださった師匠のおかげでひとつ知識が増えました。
ありがとうございます!#国立科学博物館 https://t.co/mgtAzgoNiH pic.twitter.com/gH122AKKCu
興味の入り口になった魚類だと思っています。
まとめ
今回はアカヤガラの頭蓋を中心に観察しました。
アカヤガラは高級魚であるがゆえに食材として捉えがちでしたが、標本として観てみると新たに知ることや気づくことがありました。
トゲウオ目も気になってきています。
知ることが次の興味につながるということを実感する回でした。
WB見学記、「アカヤガラの頭蓋」は以上で終わります。
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