アリゾナよりの使者

2025-03-29

Kasane やってみた 鉱物

t f B! P L


 ツーソンお土産活用という興味本位のいじくり回しです。

師匠からのお土産から購入したブラックオパールを磨いてみました。

この時点でやりたい!と手仕事に飢えた愚か者だったので「下調べ0」の「記憶だけ」でやります。ぶっつけ本番料理SHOWのごとき進行です。

是非賢明なる読者の皆様にはヤキモキを味わっていただきたい(`・ω・´)


1.大興奮!伊藤師匠チョイスのブラックオパール

可能性の塊

アカデミーでゲットした母岩付きブラックオパールを当日夜から工作開始しました。無計画さのよくわかる計画性の無い画像ですが初期状態はこちらです。


左のほうです

ちょうどワークショップではサメ歯化石(Isurus haastalis)のワイヤーラッピングのペンダントトップを製作していたこともあり磨いてアクセサリーにしたろ((o(´∀`)o))と安直な考えで開始しました。

元々が綺麗だったのでそれほど加工しなくてもハンドメイド欲は満たせるだろうと思っていました……

先達の助言と愚行

アカデミーで同じくブラックオパールをゲットした方に

自分も今回のワークショップをきっかけにワイヤーでちょっとした工作してみようかと思います。

と連絡しました。

時系列は前後しますがこの時点ですでに安価なリューターを購入し削り始めていました。

~ワイヤー巻くならその土台があった方がいいし私ならその部分とっておくかな~

の先達の一言で方針急転換しました。

はじめは画像中央のブラックオパールを削る予定でした。

安直なので中断し今も温存しております。

これだけちょっぴりの土台でキレイにワイヤーを巻ける日は来るのか??

頑張れ未来の自分(幾星霜の三日坊主を超えて行け)

2.いざ、実践 

いい香りがする!!どこから?この部屋?もしかして…これ?

パウダリーな甘い香りはタルク?と削りはじめに感じました。

化粧品などに使用される含水珪酸マグネシウム(滑石)は中国・オーストラリア原産であることが多いらしいです。(厚生労働科学研究成果データベースより)

オパールとオーストラリア地質の関係をサラっと検索し後から気が向いたら調べよう脳内リストに加えて目の前のブラックオパールに向かいました。

2.1. 道具よりもはやる気持ち

最低限買わなきゃならない物を考え100円ショップへ。

リューターはネイルの手入れに流用可能と言い訳して購入。

部屋の混乱を防ぐために目下片付けを頑張っている身としては自分で買う物は厳選しているつもりです。

だって母岩が入り組んでるから手磨きではできないもんね~

付属の先端の他に磨きに使えそうな物や様々な周辺アイテムを購入してしまいました。

そして作業台のゴチャゴチャが加速していくのです。

2.2.虫歯?

薄皮を剥く?イメージでちょいと固まった粉を落として磨いておしまい。

くらいの小五メンタルで開始しました。


最初

ちょっと削ったところ

上部表面
                

おそらくワイヤーで巻いたら表になる面です。

思ったより複雑に母岩が入り込んでいて、へこんだ面が水玉模様と言えば聞こえはいいですがこのボツボツ加減 「(゚ペ)

不快な思いをする方がいるかもしれません。

2.3.第1戦目 


濃い夕焼けオレンジが出ました!
   

ブラックオパールの大事な要素である要素【遊色】を出すことに成功!!

ここまでリューター付属のダイヤモンドポイントとヤスリをメインにここまで戦えました。

ツイッター(現X)での投稿はここまででした。

2.4.第2戦目

穴を開けて原石のままアクセサリーにしたいと思いドリルビットを購入しました。

しかしぜんぜん削れません。

太く見えるかもしれませんが0.5ミリのドリルです

くぼみが広がるだけで深さが変わらないのです。

もう片方の原石で試してみると画像のようにアッサリ貫通。やはり母岩はだいぶ脆いようです。


5秒かからずに貫通 チョークのような感触です 
         

手応を比較するとフローライトより軽く削れる感覚です。

外側をワイヤーラッピングするならまだしも、母岩部分に穴を開けて紐を通すのは強度的に危険と判断しました。

どうせオパールは削れないのならこのドリルでクリーニングをすればいいと思い立ち更に掘り進めました。

念のため傷つけたくない赤の遊色が入った部分は保護しました。


 黒のマスキングテープを軍艦巻きのように一週させています

        

先端が細いので細かな部分に届きもう一段階キレイになったような気がします。


 景観と丈夫さのあいだ
               

2.5.停戦

自分の持てる道具と集中力ではここまでかな

イヤになる前に止めておく

ほどほどの距離感を意識して持ち運びのため手近なワイヤーを巻いてこれまた余っていたフープピアスパーツに通して一旦の終了とします。

3.まとめ

ここまで駄文を読んでいただいた諸兄は非常にヤキモキしていることだと思います。

我がことながらツッコミどころがたくさんあります。

実際やっみて困った事4選(工夫の仕甲斐があって楽しい事でもあります。)

・不定形だから一般的な耐水ペーパーでの磨きが難しい

・新しく何か買うのがもったいない

・なるべく家にあるものでどうにかしたい

・根気が無い

己の資質による事がほとんどです。

そのうち何か便利アイテムを手に入れたら再戦します。

愚か者のチャレンジ精神にご期待ください。



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