2026年8月18日。
福島県立博物館の特別展、大恐竜展を観てきました。
展示の様子をまとめたいと思います。
はじめに
日本各地で恐竜・古生物関連の企画展が開催される中、どこに行こうかと考えたときに外せないと思ったのが福島でした。
今回の記事は3日間の福島遠征で1日目に訪れた大恐竜展についてのレポになります。
植物化石
この大恐竜展は植物化石の充実度や展示工夫が素晴らしいと感じました。
実物が多いだけではなく、実物ホロタイプまでもが並びます。
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| キムリエッラ(実物ホロタイプ) |
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| キムリエッラの雄花、雌花、葉など。 |
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ニルッソニオクラドゥス ヤポニクス(実物ホロタイプ)
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| ニルッソニオクラドゥス タイラエ(実物ホロタイプ) |
しかしこれだけでは貴重な標本ということはわかりますが、形のイメージを掴むのは難しいです。
そこで登場するのがジオラマ展示です。
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| ジオラマ展示 |
植物がどのように自生していたのかがわかりやすくなる工夫が見えます。
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| キムリエッラ |
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| オニュキオプシス |
葉の形がこれで、茎の形がこれで…
展示ケースの前を行ったり来たりして比較して観られるのでなかなかに面白い展示でした。
ザヴァケファレ
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| ザヴァケファレ(実物ホロタイプ) |
ようやく観られました。
大恐竜展の目玉展示のザヴァケファレ。
世界初公開です。
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| 頭蓋 |
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| 胃石 |
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| 尾椎 |
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| 肩甲骨や指骨、腸骨などもろもろ |
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| 歯 |
頭蓋がとても綺麗です。
指骨や歯などの小さい骨も並びます。
薄片標本と骨の断面は肉眼でじっくり観るのが良いかと思います。
スマホでは撮影が難しかったです。
復元生体模型や骨格もありました。
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| 復元生体模型 |
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| 全身骨格 |
結構筋肉質なんですね。
ホマロケファレ
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| ホマロケファレ(実物ホロタイプ) |
ホマロケファレは群馬県にある神流町恐竜センターにも展示があり、馴染みのある恐竜だと思っていました。
しかし、なんとこちらの展示は実物ホロタイプ。
いったいどれだけ力の入った展示なんだ…
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| 頭蓋 |
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| 仙椎 |
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| 趾骨 |
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| 尾椎 |
これを目の前にしたときの衝撃を忘れることはないでしょう。
チョイロドン
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| コユロドン(実物ホロタイプ) |
ラテン語に近い表記にするなら学名の綴りが
Choyrodon barsboldiなので「コユロドン」でしょうか。
こちらも実物ホロタイプ標本。
8月16日は伊藤師匠とKasaneさんも一緒に群馬県博を訪れたわけですが、そのときに話題になったのが鳥脚類に観られるプレデンタリーの存在でした。
実物ホロタイプで平置きでプレデンタリーで…!
いろいろと繋がる部分があり、この標本に私は釘付けでした。
福島県産出の実物化石
愛称で呼ばれるフタバリュウ、ヒサノハマリュウ、オオヒサリュウなどは実物の部分化石が展示されていました。
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| フタバリュウの左脛骨(実物) |
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| ヒサノハマリュウの歯(実物) |
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| オオヒサリュウの胴椎(実物) |
その他鳥脚類の胸骨、ドロマエオサウルス類の歯、哺乳類の下顎など。
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| 鳥脚類の胸骨(実物) |
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| ドロマエオサウルス類の歯(実物) |
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| 哺乳類の下顎(実物) |
福島県は多様な化石が産出するのですね。
このような展示が観られるのが地方の博物館の面白いところでもあります。
鳥脚類の胸骨はキャプションで「いわき市アンモナイトセンターで体験発掘の際に発見された」と書かれていました。
体験施設で出るあたりがすごいと思いました。
ティランノサウルス
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| ティランノサウルスの前上顎骨歯 |
左前上顎骨歯が3本もあるってことはスタンとは違う個体なのか…となったT. rex。
正解はワイレックスでしたね。
巨大恐竜展2024(パシフィコ横浜)でも観ました。
福島県立博物館の展示ではタルボサウルスと横並びになっていて、さらに対面するようなかたちでアリオラムスがいます。
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| ティランノサウルス科3点盛り |
人の流れが落ち着いたタイミングで3体同時に写真に収めることができました。
最後に
この大恐竜展はとても見応えのある展示ばかりでSNS投稿禁止標本も含め、福島県立博物館の本気度がうかがえます。
2026年は福島県政150周年と博物館開館40周年が重なる節目の年とのことで、これほどの標本が並ぶことは今後あるのか。あるとしてもしばらく先になるだろうと思います。
このタイミングで訪問できて良かったです。
博物館見学記「大恐竜展」は以上で終わります。
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