2026年8月19日。
いわき市石炭・化石 ほるるを訪れました。
私の目には常設展示があまりにも印象深く映ったので、それを書いていきたいと思います。
はじめに
今回の記事は福島遠征2日目のレポです。
前日の大恐竜展も素晴らしいものでしたが、こちらも引けを取らない博物館でした。
プリオサウルス
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| プリオサウルス |
常設展示を進むと右手にはエレモテリウムが見え、左手には上から吊り下げられた多数の骨格が見えるのですが、私の目が最初にはっきりと捉えたのはプリオサウルスでした。
存在感が違います。
さて、このプリオサウルス。
何を隠そう伊藤師匠が組み上げに携わったという実物化石です。
ここでの私の1番の目的はプリオサウルスを一目視ることだったので、ある意味すでに満足です。
クジラ化石の産状標本
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| クジラ化石の産状標本 |
母岩の表面にはたくさんの骨が保存されています。
肋骨や尺骨、脊椎骨、指骨の他に二枚貝やカメの甲羅の一部なども保存されています。
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| 肋骨 |
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| 尺骨 |
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| 脊椎骨 |
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| 指骨 |
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| 二枚貝 |
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| カメの甲羅の一部 |
アンハングエラ
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| アンハングエラ |
実物化石のアンハングエラ、初めて見ました。
というか、翼竜が初かもしれない。
いわきで展示されていることに驚きです。
タペヤラ
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| タペヤラ |
頭蓋はホワイトベースで観たことがありますが、ここでは他の部位も展示されていました。
翼竜2体が実物って…
なんて贅沢なんでしょう。
モササウルス
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| モササウルス(産状) |
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| モササウルス(頭蓋) |
モササウルスは産状の隣に組み上がった頭蓋がありました。
見せ方がいいですね。
ランベオサウルス類の子供
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| ランベオサウルス類の子供 |
恐竜の実物化石が交連全身骨格で展示されている!
いわき市石炭・化石館、予想以上だ…
20年前にはあったのか、はたまた私の記憶にないだけなのか。
当時小4の私は一度訪れているはずですが、思い出せません。
やはり古生物への興味関心が高まったときに再訪すると面白いですね。
ハンズオン展示
1階の触れる標本(ハンズオン展示)は私が見た限りでは全て実物化石が並んでいました。
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| マンモスの下顎 |
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| エドモントサウルスの脛骨 |
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| アパトサウルスの後肢 |
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| アンモナイトの産状 |
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| 恐竜の足跡 |
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| 恐竜の卵 |
クジラ化石の産状標本もハンズオン展示のひとつではあったのですが、この空間、良い意味でぶっ飛んでいます。
竜脚類のハンズオンは上腕骨や大腿骨が横倒しになったものがよくあるパターンだと思いますが、ここでは横倒しにはなっていません。
後肢の隣に立つとアパトサウルスの大きさを感じられるのが良いです。
体感型展示がうまく噛み合っている例といえます。
2階展示室
エレベーターで2階に上がるといわき産出の化石が展示されている部屋に出ました。
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| いわきの古生代 |
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| エンドプス |
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| ニッポナスピス |
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| いわきの中生代 |
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| 長頸竜の烏口骨 |
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| クレタラムナの歯 |
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| いわきの新生代 |
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| プロトプテルムの部分化石 |
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| 鰭脚類の部分化石 |
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| 貝類 |
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| いわきのコハク |
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| 琥珀 |
1階は海外産出の化石展示が中心だったので、展示フロアを隔てることでいわきの特色を出す構成になっているようです。
古生代で注目したいのは三葉虫。
高倉山層(ペルム紀の地層)から産出するエンドプス(
Endops yanagisawai)とニッポナスピス(
Nipponaspis sp.)が展示されています。
多様性を大きく減らした時期の三葉虫ということで、稀少な標本が観られました。
中生代の化石標本では長頸竜の部分化石やサメ類の歯化石が充実しています。
フタバサウルスの産出地というのは伊達じゃありません。
新生代の化石標本はプロトプテルムや鰭脚類などが並びます。
貝類は単独で展示ケースを埋め尽くすほどの量です。
琥珀の展示では白亜紀の琥珀が観られました。
琥珀といえば久慈のイメージがありましたが、いわきは3大琥珀産地のひとつになっているのですね。
最後に
いわき市石炭・化石館 ほるるは標本の展示数が予想以上に多い博物館でした。
そして、実物化石の展示が見どころのひとつですね。
常設展示の展示解説図録が無いぶん、展示を視ることの面白さが際立っているような気がしました。
再訪が叶って本当に良かったです。
博物館見学記「圧巻の実物化石、魅力の詰まった常設展示。」は以上で終わります。
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