【プレビュー、池袋】まわりみちでもプシコピゲ

2024-12-17

Sayaka🦕 イベント

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第33回東京ミネラルショーの会場入口 「推しの石見つけた。」が今年のテーマ


2024年12月12日。

この日は東京ミネラルショー2024の内覧会(業者日)でした。
まさか内覧会に行けるとは思ってもいなかったので何日も前から浮かれ気味。
会場マップを見ては回りたいブースをシミュレーションし、気になる化石もピックアップ。

そんな日を繰り返していると前日は夢に三葉虫が出てくるほどでした笑 

今回はそんなこんなで迎えた内覧会当日の成果(戦利品)を綴っていきます。


南フランスの恐竜の卵・巣

ヒプセロサウルスの巣の化石
ヒプセロサウルス 巣状化石(複製)

卵化石の展示です。
展示予定だった巣卵実物化石は破損の可能性が高い部位が見つかったようでレプリカ展示になったとのこと。

巣ではなく、卵化石の単独の展示では実物が用意されています。

ガストルニスの卵化石
鳥類の卵 ガストルニスの一種(実物)

ラブドドンの卵化石
ラブドドンの卵化石(実物)

鳥盤類恐竜の卵、カイラノウーリサス
カイラノウーリサス(実物)

ラブドドンとガストルニスは全身骨格も展示されていて、遠目でもインパクトのあるものになっていました。

小型鳥脚類、ラブドドンの全身骨格レプリカ
ラブドドン(複製)

鳥類、ガストルニスの全身骨格レプリカ
ガストルニス(複製)

次はブース散策。販売されている化石を観ます。

ブース散策

私の狙いは三葉虫。
これはあらかじめ決めてきました。

しかし、いざ会場をまわってみると悩みますね。

大本命のワリセロプスは複数のブースで見かけたので、あとはどこでお迎えするかを考えながら会場内を歩きます。

そんなときに見てしまったのがプシコピゲ。
Psychopyge なので「P」を無視してはいけない)

これも候補のひとつです。

美しい…✨️

すると当然脳内では戦いが勃発。


大本命三葉虫『ワリセロプス』 VS 麗しの三葉虫『プシコピゲ』


長いこと会場内での葛藤を繰り返し、最終的にプシコピゲをお迎えいたしました。
私の身近な博物館には展示されていないので、こういう標本を手元に置けるのは何とも嬉しいことです。

戦利品、プシコピゲ

希少な三葉虫の化石 見事なトゲが保存されている
プシコピゲの一種 Psychopyge sp.

HMANI Inkさんのブースで購入。

どこから観ても楽しめますね。
棘のクリーニングがすごい。

希少な三葉虫の化石 レンズがびっしりと並んだ複眼が美しい

希少な三葉虫の化石 背中側には身体の横に伸びる長いトゲが数多く確認できる

希少な三葉虫の化石 尾板の様子。 節の向きが変化しながら下向きに走っている

そして台座をぐるぐる回しながら写真を撮っているとちょっと面白いことが。

希少な三葉虫の化石 全身を横から眺める

横から観察してみると頭部から伸びる突起のような部位が異様に長く見えます。
調べてみるとプシコピゲにはいくつかの種がいるらしく、突起の形や長さから考えると
 P. termierorum が近いのかなと。

突起は直線的な形状で P. elegans よりも長いです。

手にした化石をじっくりと観察してみると、ただコレクションするよりもずっと愛着がわきますね。

とても良い化石が購入できました。

ジョージさんの三葉虫

丸くなることで外敵から身を守る三葉虫
フレクシカリメネ レトローサ Flexicalymene retrorsa

2024年の新宿ショーではジョージさんのところでカリメネ(防御姿勢)を購入しました。

ジョージさんといえば恐竜の歯。
しかし、三葉虫も素晴らしい。 

カリメネやエルラシアは比較的安価な三葉虫として販売されているイメージですが、ここまで美麗な個体を並べるブースは他に無いと私は思っています。

「エルラシアに始まりエルラシアに終わる」

伊藤師匠の言葉は印象的でした。
三葉虫にハマった者はエルラシアに帰っていくのだとか。

私も様々な三葉虫を観て、辿り、エルラシアに帰るときはジョージさんから買うと決めています。
それまでの間、まわりみちを楽しみつつ三葉虫の多様な世界を深掘りしていきたいです。

まとめ

今回は初めてのプレビュー参加でした。
一般日とは違い、とてもゆったりとした雰囲気で化石と向き合えました。
会場では驚きの交流もありましたね。
来場目的もさまざまなようです。

プレビューにお誘いくださったジョージさんに最大の感謝を込めて私のレポは締めくくりにしたいと思います。



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